※ R-18

「はぁっ・・・あ、も・・・無理ッ・・・・・・」


掠れた声を絞り出すようにして、カイジは自分を貫いたままの和也へと言う。お互い何度ヤッたわからないほど体液で身体はべとべとで、部屋の中は情事の臭いが色濃い。何度も荒い息を繰り返し、未だ自分を揺さぶる和也をギリッと睨んだ。


「カカカ、全然覇気ねぇなカイジ」

「ったり・・・まえだろ・・・!ハッ、ん・・・もう何回目、だと・・・っあ」

「だってまだ俺余裕だし。そもそもカイジが悪いんだろ?」

「ぐっ・・・」

「これ罰ゲームだし。」


和也の言葉にカイジは言葉を詰まらせる。そう、数時間前2人はゲームをしていた。勿論大金を賭けた博打ではなく、暇だと言った和也に対してトランプを差し出したのだ。ただトランプを出された和也は頭上に?を浮かべたが、それを手にした途端にぃっと笑う。もちろんカイジはそれに気付きトランプを取り返そうとしたが遅かった。


「なぁカイジ、勝負しねぇ?」

「あー?」

「って言ってもカイジ金ねぇもんな。昨日スロットで大負けしたみてぇだし?キキキ・・・」

「なぁ?!な、なんでそれっ・・・」

「だから金は賭けねぇよ。その代わり、違うのかけようぜ」

「・・・・・違うの?」


まだ注意深く和也を窺うカイジだが、すでにその目は興味をもったようだ。根っからのギャンブラーであるカイジだ、勝負という言葉に惹かれてしまうのだろう。和也はバラバラとトランプをきりながら、口角を上げた。


「カイジが勝ったら、好きな日に好きな事してやるよ」

「えっ・・・?」

「前言ってたじゃん、俺と会ってもセックスばっかりだって。だから言う事聞いてやるよ」

「ほ、本当に・・・?!」

「ただし、オレが勝ったら話は別だ。オレが勝ったら・・・キキキ、飽きるくらいヤらせてもらおうか・・・!」

「ふざけんな!誰がそんな条件・・・」

「じゃあ今から普通にヤるか。」

「えっ・・・け、結局ヤるんじゃねーか!だったら勝負だ!!勝って・・・えっと・・・」

「あ?なんだよもじもじして」

「してねぇ!勝って和也に温泉連れてってもらうからな!」

「(なんだそれ、温泉デートしたいって事か?相変わらず可愛いな)」


そして数時間後の没頭へと戻る。勝負はいたって普通のババ抜きをする事になり、負けたのはカイジだった。和也の不正があったわけでもなく、いたって普通に負けた。それはカイジも認めざるを得なく、それからというものずっと和也に揺さぶられ続けている。


「はぁっ・・・う、和也・・・ぁあ、っあぁ!」

「あ?あー、またイッちまったのかよ」

「んん、さえずっ・・・るな・・・!あ、触んな!!」


イッたばかりの余韻の残る身体は、白濁液を吐きだした肉棒を触られるだけで全身が震える。快楽が苦痛になるほどにイかされ、涙の跡が渇いた頬を和也にベロッと舐められた。小さな愛撫のようなそれに、カイジは小さく声を漏らす。大きな快楽より、それの方が今のカイジには良かった。


「それ・・・が、いい」

「こっちじゃなくてか?」

「んあ!や、もう下はいいっ・・・ん、んぅ・・・」


カイジの言葉に、和也は触っていたカイジ自身を離すと、肉厚な唇から同じく厚い舌でカイジの唇をこじ開ける。そのまま舌を絡ませながら、カイジが1度切り離した耳へと手を伸ばす。黒髪から覗くその耳の傷跡を撫でると、ピクリと身体が震えた。カイジの身体にある無数の傷の中でも、和也にとってこの耳の傷が1番気にいっている。博打に勝つために自分でつけた傷・・・勝つためにそこまでするカイジに、和也はゾクゾクとした興奮を感じていた。根っからのクズ人間、お人好しで、どうしようもないギャンブラー。だがそれだけではない。時折見せる鋭い瞳は、兵藤だからと言って媚びたり恐怖を感じたりなんてしない。それが、たまらなく和也にとって良かった。
しばらくカイジの口の中を味わっていたが、そろそろ飽きてきた。確かめる様に腰を揺らすと、閉じていたカイジの瞳が開く。


「ちょっ・・・ま、て・・・まだ」

「もう休憩は充分だろ?俺まだイッてねぇし」

「あっあ、はっ・・・」


まだぐったりしたままのカイジから自身を抜くと、その身体をうつぶせにして腰だけをあげさせる。カイジはハッと後ろを向いたが、和也はその目がストップを訴えていても止める気はなかった。


「キキキ・・・罰ゲームだもんなぁ?」

「あー・・・!んっん、はぁ」


自身を埋め込んでいくと、カイジから伸ばすような声が漏れた。すでに何度も中に出しているため、簡単に全部埋まってしまう。しかしカイジの後ろはまだきつく締めつけて来る。


「ハッ!貪欲だなカイジ・・・まだ欲しいのか?」

「煩いっ・・・あっ、あああ!急に、はぁっ動くな・・・!」


激しく動き始めた和也に、カイジは目の前のシーツを握りしめる。揺さぶられる度に、すでに中に入っていた精液が音をたてる。どろりと太ももを伝う液体に、気持ち悪さを覚えながらも突かれる快感に声が抑えられない。声を出したくなくて下唇を噛み締めると、それに気付いた和也はカイジの尻を軽く叩いた。


「あ!やっ・・・めろ・・・んんっ、ふぅ・・・」

「声出せよ。フッ・・・今更だろ?」

「はぁっ、あ・・・あ、あ!」

「はっ・・・・・・ッ」


段々と和也の息があがって、ストロークも早くなってきた。短い息を繰り返しながら、和也はカイジ自身へと手を伸ばした。さきまで萎えていたカイジ自身は、すでにだらだらと精液を垂れ流している。その滑りを借りて扱き始めた。途端カイジの背がのけぞる。ピュルッと飛び出た精液は、イくのを我慢した量だ。


「あれ、我慢したんだ?」

「んあ、あ、あ・・・くそっ、早く・・・はぁっイけよ・・・」

「何なに・・・フッ、一緒にイきたくて我慢したの?」

「ばかっ!んあ、あっあっ・・・あぁっ」

「クッ・・・」

「んんーーっ・・・!!っ・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・」


ドクドクと己の中に流れてくる精液を感じながら、カイジも和也の手の中に吐き出した。そのまま限界だというようにベッドへ突っ伏し、のしかかってきた和也に重い・・・と呟く。射精後の生温い空気に、圧倒的な眠気を感じたカイジは瞳を閉じる。身体がべとべとする、気持ち悪ぃ、シャワーを浴びたい、けれど眠い。
うつらうつらとカイジがしていると、のしかかっていた和也が頬を軽く叩いた。しかしカイジは瞳を開ける気すら起きない。そのまま「んー」っと唸り、顔をゆるゆると振る。


「もう・・・いいだろ・・・抜けよ・・・・・」

「眠ぃの?」

「ったりめーだろ・・・もう何時間、してんだよ」

「さぁ、でも・・・まだギブアップは早いぜカイジ・・・ッ・・・」

「っ・・・う、そだろ・・・」


再び己の中でビクリと震えた和也に、カイジは目を見開く。カイジの青ざめた顔を満足げに見つめた和也は、ニタリと笑みを浮かべながらゆらりと腰を動かした。


「朝まで時間はたっぷりあるんだからな?キキキ・・・!」



全然足りない


どれだけヤッても足りない。
なぁカイジ・・・俺をお前で満たしてくれよ




落ちなし\(^o^)/そしてただヤッているだけ・・・!うーん、若干ぬるいですが、多めに見てやって欲しいです。和也は絶倫ならいいな……会長もそうだといい←