(坊カイ前提)モブカイ → 坊カイ|シリアス|微裏




「ほーら、起きろよ。まだまだ終わらねぇよ?」

「ッう・・・・・・」


意識を失っていたんだろう、頬をバチバチと叩かれて意識が覚醒する。目を開ける前に鼻につく臭いは俺と、俺を覚醒させたこの男が吐き出した濃い精液の臭い。くそっ・・・気分は最悪だ。
目を開けても布で目を隠されているから何も見えない。しかし俺が起きたのに気付いた男は、「やっと起きた」と言いながら俺の乳首をギュッとつまんだ。思わず身体が跳ねる。


「痛ッ・・・・・・は、なせ・・・!」

「よかった、まだ元気で。じゃなきゃつまんねーもんなぁ?」

「離せよぉ!」

「てめぇ自分の立場が分かって言ってんのかよ」

「ガハッ!!」


頬に強い衝撃。拳で左頬を殴られた…痛い。
どうしてこうなったかなんて知らない、突然だったから俺が知るわけない!!ただ俺は抵抗も出来ずに犯され続けるしかない、この男の気が済むまで。

本当に、なんでこうなった?


「クソっ・・・クソぅ・・・!」

「はは!泣いてるの?そうだよなぁ、こんな酷い事された事ないんだろどうせ」

「あ!はっ・・・うぅ」

「誰とも知らないやつに惨めに犯されてんのに反応して・・・お前相当な変態だな」

「ッ・・・・・・ふ、・・・」

「おっと声我慢すんじゃねーぞ・・・声が枯れるまで啼かせてやるよ。身体も俺に乱暴された事がハッキリわかるくらいに沢山キスマークつけて・・・はぁっ・・・」

「やめろ、・・・んっ」

「このお腹や頬、沢山身体にある青あざを見てアイツはどう思うかな?まぁ仕方ないよな、学校でデカい態度取ってるんだからよぉ・・・あの兵藤和也は」

「?!お、まえ・・・和也の?」

「・・・・・」

「あぁ!んっ・・・ふ、」


ぐっと入れられたままだった男の物が俺の奥を突く。思わずのけぞって声をあげてしまった。何度吐きだしたかわからない男の精液が掻き回され、ぐちゅりと大きな水音が響く。
どうして和也の知り合いが俺を・・・?


「ッ・・・お前があの坊ちゃんのお気に入りだってのは分かってんだ、あの金持ちがこんなボロアパートに来て男に会うなんて・・・金持ちの趣味ってのはわかんねぇもんだな。でもお前を抱いてみて分かったよ、随分下の口が達者な淫乱だもんなぁお前。」

「っうるせぇ!!あっあぁ!」


思いっきり腰をグラインドされ思わず背がのけぞる。そのまま遠慮なしに中を掻き回されカイジは喘ぐ事しかできなかった。拒否することもできず、意味のなさない言葉をただ口にするだけ。


「ハッ・・・ん、ん!!あっあぁっ・・・や、」

「ヤじゃないだろ?こんなにここから垂らして・・・いくら出しても足らないんだ?なら・・・ほらよ!」

「あーっ、あっあ、むっ・・・無、理っ・・・!!あっァっ」

「ここが堪んねぇんだろ?この奥・・・突いた途端ものすごい締め付けだぜ、はは」

「や、めっ・・・も!!ん、んっ・・・はぁっあっ・・・イくっイっちま・・・あっあっ!・・・あぁーっ!!」

「ッ・・・・」

「はぁ・・・ん、・・・・・」


カイジが達したと同時に中に吐きだされる精液に、カイジは助けを求めるように上へ手を伸ばした。しかしその手は男に絡めとられ、指先をベロリと舐められる。


「まだ時間はたっぷりある・・・楽しもうぜ?イ ト ウ カ イ ジ さ ん」

「助け、・・・ッ和也・・・かずやぁ」


俺はみっともなくアイツの名前をただ呼んでいた。そうすれば、来てくれるような気がして。






















「カイジーまだ寝てんのかよ」


ノックも無しにドアを開け放った和也は、文句の1つも飛んでこない状況に首をかしげる。ゾクリと感じた嫌な予感に、急いで靴を脱ぎ棄てて部屋の中へと入る。そこで部屋の中央に倒れたままのカイジを見た和也は、一瞬何も考えられないほど頭が真っ白になった。
目隠しされたカイジ、周りに散らばる白濁の乾いた汁、痣がつけられた身体・・・一目で何をされたかなんて言われなくても分かった。


「・・・・誰にやられた?」


カイジの目隠しを外してやった和也は、黙ったまま動かないカイジの身体を上から下まで見た。和也にしてはやけに静かだった。しかしカイジは雰囲気で分かった。和也は、すごく怒っていると。


「ッ・・・・・」

「なぁカイジ、誰にやられた?」


ひどく優しげな問いかけに体を震わせたカイジは何か言おうと数回口を開くが、声が出ない。ただ和也を見て安心したのか枯れた声で「和也」と一言呟くと、ポロリと目から涙をこぼして再び眠ってしまう。色々と限界だったんだろう。
和也はカイジの泣き顔が好きだった。悔しがって、目に涙をためてボロボロ泣いている姿。それに快楽に耐えられなくて、涙ながらに喘ぐ姿。どれも最高だ。それにカイジを苛めるのも最高に好きだ、下半身が滾る。でも・・・
和也はケツのポケットから携帯を取り出すと、短縮番号の3を押す。それは3コールも待たずに取られた。


「もしもし?俺だけどさ、昨日から今日にかけて伊藤開示の部屋に入った人物調べてくれねぇ?・・・あぁ?んなの調べりゃ簡単にわかんだろーが。・・・・・・ククク、わかってんじゃん。そう、見つけたら殺さないよう捕まえて、あの部屋にぶち込んでおいて。俺が直接やるからさ。じゃ、後はよろしくね」


黒服の「わかりました」の返事もろくに聞かずに切った携帯を放り投げて、カイジの涙をぬぐってやった。どれだけ見えない状態のまま犯されてたんだろうか、カイジの太ももを伝った白濁の液の量を見ると相当なんだろう。ムカムカとする気持ちを何処へ吐き出していいか分からず、床をドカッと殴った。


「なぁカイジ、お前は俺の物だろ・・・お前に触っていいのも、殴っていいのも、犯していいのも俺だけだ。他の奴に触れられちゃいけねぇんだよ・・・・・起きたらお仕置きな」


お仕置きが終わった頃にはカイジを襲ったやつも捕まってるだろう。帝愛の力を持ってすれば、人探しなんて針に糸を通すより簡単だ。…本当は俺自身で調べてとらえてやりてぇけど、あまり時間をかけたくねぇ。 どうしてカイジを襲ったのかなんてわからない。でも理由を聞いた所で俺のこの怒りが収まるわけじゃねーし、どうでもいい。とにかく俺の物に手を出した罰・・・たっぷり思い知らせてやるよ




野良犬は俺の物







書き足りなかった内容↓
・カイジを襲ったのは和也の同級生。
・その同級生は学校で和也にこき使われたのを恨んでいた
・カイジのアパートのわりと近くに住んでいた同級生は、和也がボロアパートに通っているのを
 知って、カイジを襲った。
・同級生は帝愛が凄いというのはわかるけど、裏社会の事なんて1つも知らない

っていうのがあるので、普通にカイジを襲ってしまったわけです。此処読まないとわからない\(^o^)/笑